■光熱費を抑えたバスルームプランな可能?

新築を検討する時に、以前より光熱費を抑えたいと思う方も多いはずです。
その際は光熱費だけではなく、エネルギーの無駄もなくして環境にもやさしいプランがおすすめになります。
バスルームプランには省エネルギー性能に優れた給湯システムを取り入れたり、節水機能を持つシャワーや水栓金具を選びがプランニングでの基本です。
また、保温性に優れているバスタブであれば、追い焚きの回数を減らせるほか、LED照明で長寿命化を図るのも良いでしょう。

 

■小さな子どもや高齢者への配慮は?

最近は誰もが使いやすいことを重視したユニバーサルデザインが主流ですが、小さな子どもや高齢者のいる住まいでは特に安全への配慮が欠かせません。
適した位置に手すりを設けたり、滑りにくい床材で転倒を防止したりする工夫が必要です。
床材だけではなく、バスタブの底面などもしっかり確認しましょう。
他にも、つまづきを防止するために出入り口の床は段差をなくし、3枚引き戸で開口部を大きくするなど、事故が起きた場合にでも対応しやすい工夫も考えておいてください。
また、急激な体温変化は身体に悪影響を及ぼす危険性があるので、できる限りバスルーム内や洗面脱衣室に温度差がうまれない工夫もプランニングしましょう。

 

■浴槽で主に使われる2種類の素材

システムバスの浴槽素材はメーカーや商品によって異なりますが、主流となる素材は人工大理石やFRPです。
他にも独自性を持つ樹脂系タイプや鋳物ホーロー、ステンレスなど使った製品もみられます。

人工大理石の浴槽もアクリル系とポリエステル系に分けることができ、それぞれ特徴が異なります。
アクリル系は透明感や光沢感がある外観で、衝撃性にも優れた性質を持つ浴槽です。
一方、ポリエステル系はアクリル系より比較的にローコストタイプの浴槽になります。
しかし、どちらも天然大理石に匹敵する柔らかい温かみを感じある素材で、表面が滑らかなので水垢や湯垢などの汚れも落としやすいので手入れが簡単です。

メーカーでは他の素材もあえて加え性能と美しさを向上したもの、美観を長く維持させるための工夫が施された製品、お手入れのしやすさを重視したものなど、様々な特徴の浴槽があるため、具体的な性能や素材感はショールームで実物をチェックすることがポイントになります。

そして、もう一つ主流となるFRPとはガラス繊維強化プラスチックのことであり、浴室素材で一般的な素材は軽量で保温性があり、柔らかく温かみを感じる樹脂素材です。
材質の改良も進んで性能も向上しているので、注目の素材と言えるでしょう。