バスタブ選びは実際に体を沈めて確認する

バスルームを心地よい空間へとプランニングする時、特にこだわる部分となるのがバスタブではないでしょうか。
最近はバスタブにも様々な形状が登場し、さらに素材にも工夫が施されています。
シンプルかつモダンな印象のあるスクエア形状や曲線によって広がりを演出するタイプ、子どもの入浴や半身浴のしやすい段差やステップつきのバスタブなどもみられるようです。

バスタブを選ぶ時は、ショールームで体を沈めてみましょう。
実際にバスタブの中に入って、自身や家族の体型に適した形状であるか、また体を支えるためのグリップ位置も使いやすいかをチェックすることが重要なポイントです。
また、素肌が直接触れる設備なので、素材感や手触りの良さも選ぶ時に大切なポイントになります。
一般的には人工大理石を使ったものが多いですが、メーカーや商品によってそれぞれ異なるため、きちんとチェックするようにしましょう。

より心地よさを求めるバスタブの機能では、ジェット噴流や炭酸入りの泡などが発生するリラックス効果の機能を持つタイプもおすすめです。
それらの機能などの特徴も異なるので、こちらもショールームやカタログなどでしっかり把握するようにしましょう。
また、ショールームではお湯を張って展示するケースもあり、そこでは具体的な性能や機能性などの説明を聞くようにしてください。

 

最新の浴槽はカラバリや形状のバリエーションが豊か

■浴室設備はカラバリも豊富

現在の浴室設備ではカラーバリエーションも充実しています。
商品よって変わりますが、ホワイトやベージュ、ピンクといった淡いカラーだけではなく、ブラックやブラウンなどシックなイメージカラーもラインナップに増えているのです。
他にも天然石の質感を再現しているものや、光沢で高級感があるもの、浴槽と縁部分の色が異なる商品など、ハイセンスなデザイン設備がみられます。

 

■ゆっくりくつろげる形状に

浴槽の形状は和室、洋式、和洋折衷に分類することができ、システムバスの浴槽は和洋折衷タイプが主流です。
和洋折衷タイプは肩までしっかり浸かることができ、体も伸ばせるのでゆっくりくつろぎながらバスタイムを楽しめるでしょう。
また、各メーカーの最新浴槽では、この和洋折衷をベースに楽な姿勢で入浴可能な配慮が施された製品が増えています。
例えば、ヘッドレスト部分が高くなっていたり、角度をつけて後頭部をしっかり支えることができたり、寝湯のように足を伸ばしてくつろげるもの、まるで包まれているような安心感が強い形状など様々です。
他に、手軽に半身浴が楽しめるベンチ付きの浴槽、子どもと一緒に入浴ができるサイズ、洗い場の方へ引っ張り出して広がりをを持たせたタイプなどもあります。
姿勢の安定性を配慮したものでは、アームレストを設置している浴槽もみまれます。