工務店で注文住宅を建てる期間
工務店での家づくりは形態によっても変わりますが、規格住宅がありハウスメーカーと完全注文住宅である建築家の真ん中に位置する計画期間となります。
一般的に、計画を始めてから引き渡しまで10ヶ月程となるでしょう。
工務店によって各工程の順番や呼び方は異なりますが、以下のタイムスケジュールが一般的です。
■プラン作成
工務店に希望と予算を伝え、それに基づいてプランを計画します。
ここで約3ヶ月の期間が目安です。
■見積りと請負契約
プランが作成されると見積もりが作成されます。
この見積りは他と同様に1週間から10日程で作成されますが、元のプランに修正が加わって正式な見積り作成が伸びる可能性もあるでしょう。
最終的にプランと見積りに合意すれば請負契約を結びます。
この過程では約2ヶ月の期間を必要とします。
■詳細、仕様打ち合わせ
さらにプランの微調整が行われます。
細かい造作や素材、建材や色などを決定し、目安は約1ヶ月です。
■工期期間
プランの調整が終わるといよいよ工事に入ります。
工法や建物の大きさでも変わってしまいます。
一般的な木造住宅なら、工期期間は約4ヶ月かかるでしょう。
なお、追加工事などがあったり、何かしらのトラブルで工期が延長したりすることもあります。
設計事務所で注文住宅を建てる期間
設計事務所よって異なりますが、設計事務所での家づくりはハウスメーカーや工務店を比べて、最も計画期間が長いと言えます。
一般的に計画期間は、計画が始まった段階から引き渡しまで約14ヶ月と考えましょう。
■基本設計
初めに設計監理契約を行う、もしくは簡単なヒアリング後にファーストプランを提示して設計監理契約を行います。
後者では作成に1ヶ月かかるケースもありますが、基本設計の一部であるので契約のタイミング異なるだけで、基本設計の期間に影響はないでしょう。
基本設計の期間は平均的に3ヶ月程となりますが、完全注文住宅の設計事務所ではこの過程が重要であり、設計事務所や施主によっては1年以上とることもあります。
希望に一致するなら、1ヶ月で終わること少なくありません。
■実施設計
ここでは基礎設計から見積りと工事用の図面が作成され、さらに細かい造作や素材、建材、色なども打ち合わせされます。
約2ヶ月の期間を必要とするでしょう。
■見積り調整、請負契約
複数の工務店に相見積りを依頼し、予算内に収まるように調整する工程です。
調整が完了すれば、建築家のアドバイスを受けながら施工する工務店を決めて、請負契約をします。
約2ヶ月の期間が目安となります。
■工事期間
工法や建物の規模により異なりますが、一般的な木造住宅であれば約7ヶ月の工期がかかるでしょう。