万能なグリーンカラーは彩度を落として調節

グリーン系の外壁は彩度と明度を調節することで、クラッシックな洋館から明るく元気な雰囲気の洋館、シックな和風と様々な雰囲気を演出できる万能カラーです。

洋風の住宅なら萌黄色やペパーミントグリーンなど彩度と明度が高い色だと、明るく華やかな外観を演出できます。
このカラーではブロンズ系のサッシと相性が悪いので気を付けてください。
また、サッシやタイル、玄関ドアの色合わせが困難に思ったら、外壁の彩度を少しずつ落としてみましょう。
そうすることで、バランスを取ることができます。
白いサッシならモスグリーンなど深くて濃いグリーンカラーもおすすめです。
ちょっと冒険しすぎと思われますが、意外にも落ち着きと品がある雰囲気になります。

一方、和風の住宅では彩度を上げてしまうと失敗しやすくなるので注意が必要です。
サンプルでは渋いカラーに見えても、仕上がりは想像以上に明るくてポップな印象になってしまう失敗ケースは多いです。

小さなサンプルと大きなサンプルでは見た印象が異なり、また室内と屋外と見る環境によっても見た目が変わるので、サンプルのサイズや見る大きさに注意して選びましょう。
そして、和風住宅では抹茶などの和カラーを選んだり、彩度を下げたり、黄色味のある土壁などの自然素材の風合いを意識することで、雰囲気をまとめることが可能です。

 

おしゃれなツートンカラーは色の量と組み合わせ選びがコツ

ツートンカラーの外壁は個性的ですが、インパクトのあるおしゃれな外観を演出することができます。
ツートンカラーにする場合は、どこで区切るのかを考えることから始めてみましょう。
区切り方は上下で分けたり、出っ張っている部分だけを色分けしたりなど様々です。
仕切りがなくて壁の真ん中から区切りたいのであれば、壁面に見切り材を取り付けることでその部分の色を変えることが可能です。

そして、外壁の塗り分けを成功させるコツは、色の量バランスと組み合わせになります。
色の量は5:5ではなく、6:4や7:3程度にまとめるとバランスがよくなります。
また、上下で塗り分ける場合は、下を濃くすることで落ち着きのある外観を演出することができるでしょう。
色の組み合わせ方法では同系色のグラデーションや、アクセントカラーでメリハリをつける方法があります。
微妙に異なる2色を組み合わせてしまうと、継ぎ足したようなイメージやぼやけた感じに見えてしまうので注意して選びましょう。

色の選択が難しい場合は、同じ色相で明度や彩度を変えて組み合わせと、バランス良くまとまるのでおすすめです。
サッシやタイル、玄関ドアなどが占める分量は結構多いので、アクセントカラーとして存在感を引き立たすので、これらも含めて家全体のバランスを取るように考慮しましょう。