ベージュ系は彩度を下げればまとまった印象になる
■ベージュ系は彩度を下げてみる
ベージュや白などの明るくて淡い色は、家を大きく見せる効果があり、サッシカラーを選ばず洋風でも和風でも似合う色です。
しかし、失敗が多いカラーもベージュや白といいます。
アイボリーカラーを選んでも真っ白に見えたり、優しいベージュカラーはレモンイエローみたいに黄色味が強かったりなどの失敗が多いのです。
色というものは、広い面積でみるとより明るき鮮やかに感じる性質を持ちます。
色味を引き出した場合は濃い目、落ち着いた印象の外壁にするならパステルやシャーベットカラーは避けた方が無難です。
シックにまとめたいのであれば、彩度と明度を下げると良いでしょう。
色を選ぶのが困難だと感じた時は、彩度を下げて選ぶことでどんな家でもまとまりのある外壁にすることができます。
また、茶味がかかるアーモンドカラーもシックな印象になるのでおすすめです。
真っ白の外壁にしたいのであれば、サッシやドア、タイルなどの部分がアクセントとなるので、ぼけないようにメリハリをつけるとおしゃれな外観になります。
■洋風の家も少し冒険
洋風の住宅で少し冒険してみたいのなら、オレンジがかかる濃い目のクリーム、卵の黄身色に近いカラーも良いでしょう。
個性をだしつつも、品がある印象にすることができます。
ただ、ブロンズ系のサッシには鮮やかな色はアンバランスになるので、その際は注意しましょう。
グレー系とブルー系を選ぶコツは?
■グレー系の外壁はコントラストが重要
グレー系の外壁はナチュラルにもモダンにもなるので、最近注目されているカラーです。
コントラストを調節することで白、黒、ブロンズ系のサッシにも合わせやすことが魅力です。
ただし、薄いグレーは汚れがある白に見えることもあるので気を付けましょう。
特にモルタル壁へ塗装する際には、試し塗りで見え方を確認するようにしてください。
グレーカラーの活かし方ですが、濃い目のグレーではっきりと主張させるか、白や黒のサッシをアクセントに、壁とのメリハリを効かせると良いでしょう。
■ブルー系はウェッジウッドブルーがおすすめ!
ブルー系の外壁は明るさと品を兼ね備えた雰囲気を演出します。
ですが、ブロンズ系のサッシとは相性が悪く、白か黒のサッシと組み合わせやすい色です。
淡いブルーは塗り上がると白っぽく見えやすく、汚れも目立ちやすいので、少し濃い目か暗めのブルーが良いでしょう。
また洋風の住宅ならウェッジウッドブルーがおすすめです。
白いサッシや玄関窓だとおしゃれな外観になります。
一方、和風なら彩度と明度を落として紺色に近いブルーだと、個性がありつつもモダンな雰囲気を演出することができるでしょう。