出し入れのしやすさや操作性、デザイン性で選び引き戸タイプの門扉

■出し入れのしやすさを考えてプランニング

引き戸タイプの門扉は以前からありますが、カースペースやゲートなどと兼用される伸縮門扉が主流となっています。
レール部分に段差があるので車椅子や自転車などが通りにくく、内側にレールを設置するスペースを確保する必要があるので、後付けは難しくいものが多く、門扉としての独立タイプはほとんどありませんでした。
しかし、最近はレールが存在しないタイプや段差がないレールタイプなどが登場し、出入りのしやすさに配慮した商品が充実しています。
また、道路側に引き込みレールを設けることで、内側スペースはほとんど使わない商品も登場しているのです。
表札やポスト、ドアホン、照明などが備わっているポールや機能門柱との組み合わせができるタイプもおすすめになります。

■デザインもバリエーション豊富な門扉

門扉の素材では錆や腐食防止に優れたアルミ形材が多いですが、異素材を組み合わせた商品もあります。
木調の面材を組み合わせてナチュラルテイストのタイプ、透過性に優れたポリカーボネートやガラスなどを組み合わせたものなど、デザイン性やバリエーションも豊かです。
最近はシンプルですっきりしデザインが多く、直線を生かすように格子やメッシュと開放的な門扉も魅力的と言えます。

門戸を選び時は、取手部分の操作性や開閉のスムーズさ、そして防犯性も意識して選びましょう。

一般的な住宅の玄関ドアはシリンダーキーが多い

■操作性と防犯性も重視して玄関ドア選び

家族や来客者を迎える玄関ドアは、住宅のイメージを左右する部分の1つです。
なので、新築で玄関ドアを考える際はデザイン性や断熱性だけではなく、操作性や防犯性も考えて選ぶ必要があります。
最近では玄関ドアの鍵やキーシステムの機能性は高いですが、馴染みのない用語やメーカー独自の名称もあるので、玄関ドアを選ぶ時はカタログやメーカーのホームページでしっかり確認することが大切です。
通常、建材商品の玄関扉にはいくつかのキーシステムが備わっています。
標準仕様とオプション仕様があり、どれが標準仕様であり、オプションにはどんなシステムが用意されているのか、価格などと合わせて比較して検討することがポイントです。

■一般的なシリンダーキー

玄関ドアだけではなく、日常的に鍵やキー、ロックなどの用語を使用しています。
もともと、鍵は鍵穴に差し込んで回し、錠を開閉するもののことです。
錠は扉や引き出しに設置され、鍵による開閉するための締り金物になります。
一般的な住宅の玄関ドアで使われる鍵は、主にシリンダーキーです。
シリンダーは鍵を差し込み、錠前操作を行う鍵穴部分になります。
シリンダーキーでは固定されている外筒と回転する内筒から構成されており、外筒から内筒にでる障害片を専用の鍵で差し込むことで障害片が外れて、内筒が回転します。
錠内の特殊な溝などがあるカムが回転して本締ボトルを動かすことで施解錠が可能です。