■洗面脱衣室とのつながりを持たせる

最近は浴室ドアに透明の強化ガラスを使い、開放感を持たせるプランニングも人気です。
扉だけではなく、袖部分にFIX窓などを合わせることで浴室と洗面脱衣室に一体感を持たせることもできます。
ガラスを用いることで浴室の開放感はアップしますが、同時に汚れが目立ちやすいデメリットもあるのです。
また、家族構成によっては洗面脱衣室から見られたくないという場合もあります。
その場合はスモークガラスなど機能性を持つ素材を採用したり、目隠しに専用ブランドを設置したりする工夫もされることが多いです。
しかし、ブラインドで常時閉めきった状態では、せっかく開放感のあるプランニングにしても意味はあまりありません。
家族の入浴スタイルをもしっかり検討したうえで、プランニングすることが望ましいです。

■手入れのしやすさも重視する

浴室は蒸しやすいので、カビや汚れが気になる空間でもあります。
そのため、浴室ドアにも換気が効率良く行うことができ、そして汚れにくさや掃除のしやすさにも配慮した浴室ドアを選びましょう。
例えば、換気口が下桟に限らず中桟部分や上部、縦枠部分などに設置してあるタイプがおすすめです。
また、換気口の形状はお手入れがしやすい形や取り外しが簡単なものなどが良いでしょう。
パッキンはカビの発生や浸透を抑えるものか、パッキン自体なくす工夫もあります。
メーカーによってそれぞれ特徴があるので、カタログなどで確認できない部分はショールームで必ず確認しておきましょう。

■家族構成にあった安全性を追求

小さなお子様や高齢者が浴室で滑って転ぶなどの事故は多くあります。
ですので、そのようか家族構成であれば、浴室内の事故を予防する配慮も必要です。
緊急時は脱衣室からも開閉可能なドアや、ドアの取り外しが可能なタイプなどの工夫が良いでしょう。
商品によっては扉の上部につまみがあり、そこからドアを外せるタイプや、脱衣室から解錠可能な装置がついたドアもあります。
また、転落事故を防ぐために、出入り口部分は段差が少ないようにしたいので、下部レール部分の形状も確認してください。
他にも使用していない浴室への転落を防ぐために、脱衣室からチャイルドロックが可能なドアの採用もおすすめです。