■浴室ドアも操作性や安全性に考慮

新築をプランニングする際、浴室内部にはこだわるけど浴室ドアまでこだわる人はあまりいないかもしれません。
しかし、家族が毎日使用する場所の扉であり、何も身に付けない状態で開閉をするため、使い勝手が良く安全性も徹底した建材を選ぶことが望ましいです。
新築ではシステムバスの導入が一般的で、商品によっては設定できる扉も限られているケースもあります。
ですが、一般的に室内ドアと同様に開閉方法には開き戸、中折れ戸、引き戸の3つに分類することが可能です。
それぞれメリットやデメリットがあるので、それを把握したうえで間取プランや家族構成などにも考慮して最適な浴室ドアを選びましょう。

■開き戸タイプ

一般的なドアと同じ形状なのが開き戸タイプです。
浴室側にドアが開くためのスペースが必要なため、ある程度広さを確保した浴室に最適と言えます。
商品には強化ガラスや樹脂パネルなどの素材を用いたドアが多く、他にも中桟があるドアや中桟がなくてすっきりしたデザインの物があります。
また、ドアノブタイプやレバータイプ、浴室側にタオル掛けとしても使用可能な把手がついたものなど様々です。
操作性を重視するのであれば、プッシュプルハンドルタイプも楽なので良いでしょう。

■中折れ戸タイプ

中折れ戸タイプは縦方向に分割されており、扉の中程で折れて開閉するタイプのドアです。
扉の半分程のスペースで開閉可能なため、限られた浴室スペースの場合に取り入れやすいでしょう。
一般的なシステムバスでは標準仕様になっていることも多いです。
樹脂パネルを使用して明るさを確保した殿座員が多く、中桟はある商品とない商品があります。
他にも使い良さを重視してハンドル付きのドアや、開き戸と同様にタオルを掛けられる把手がついたデザインなども充実しています。
中折れ戸タイプを選ぶ際は、引き手部分が使いやすく、スムーズに開閉できるかを重視し、ショールームで実物を確認してみましょう。

■引き戸タイプ

横へスライドさせる浴室ドアなので、スペースに限りがある浴室にも最適です。
引き戸もシンプルに1枚のものから2枚、3枚のタイプ、引き違いタイプなど様々あります。
樹脂パネルが主流ですが、脱衣室のデザインを考慮した商品も多いです。
また、3枚引き戸だと開口部を広くとれるため、万が一でも開閉の妨げが少ないメリットがあります。