■住まいで身近な設備機器である温水洗浄便座

住まいでは様々な設備機器がありますが、特に温水洗浄便座は馴染みのある設備機器です。
新築では必ずといっても良いほど取り入れられるアイテムで、設備メーカーのショールームを始め、家電量販店やホームセンターなどでも取り扱われています。
温水洗浄便座はお湯でお尻を洗浄する機能を有した便座のことで、そのほとんどがノズルから温水を出し、お尻洗浄やビデ機能が内蔵されています。
また、各メーカーから様々な種類が登場し、どれも機能性やデザイン性も高いものとなっているのです。
そんな温水洗浄便座にはどの様な種類があり、どんな特徴があるのでしょうか。


■お湯の作り方が違う瞬間式と貯湯式

温水洗浄便座でも設備機器によってお湯の作り方が違うことはご存じでしょうか。
まず、瞬間式とはヒーターにより設定温度に瞬間的に温めて、お湯を照射する仕組みとなっています。
一方、貯湯式では内臓貯湯タンクで設定温度の温水をあらかじめつくって貯めておき、使用するたびに噴出する仕組みになっているのです。
節電効果で考えると、瞬間式は保温に必要な電気をあまり使わないため、節電に有効と言えます。


■形状に違いがある便座型と便器一体型

温水洗浄便座には形状にも違いがあり、便座型と便器一体型に分けることができます。
便器型とは便器と組み合わせ設置がされる型で、後付けすることが可能です。
一方、便器やタンクに温水洗浄の装置が内臓され、すっきりとしたデザインが多い便座が便器一体型になります。

このように、温水洗浄便座にもお湯の作り方や形状に種類があり、特徴も異なります。
便座型や便器一体型を選ぶ際も、まずはどのような機能が搭載されているか確認することが大切です。
その機能を確認する方法としてメーカーのカタログやショールームがあり、スペックをしっかり確認しましょう。
また、家族生活やライフスタイルによって優先的な機能が異なるので、その点もしっかり明確にしておいてください。
そして、温水洗浄便座は正しい使用方法でないと事故や故障に繋がります。
ですので、異常に気付いた時は電源プラグを抜き、止水栓止めて仕様を中断してください。
そのままの使用は火災や感電といった危険があるので、十分に注意しましょう。