敷地条件やプランニングによっては、テラスにテラス屋根を設置すると、利便性や快適さのアップに繋がります。
そのテラス屋根を設置する際、どのように選べばよいのでしょうか。
■屋根材のカラーや性能は幅広い
テラス屋根で最も使用される素材はポリカーボネートです。
このポリカーボネートは軽量なのに衝撃に強い特徴があります。
さらに、紫外線を防ぎ、光も適切にカットしてくれるので機能性が高い素材です。
また、熱線吸収ポリカーボネートであれば、室内は明るさを保ちつつ、日光による熱エネルギーをカットして、温度の上昇を抑えて快適に過ごすことができます。
他にも防汚機能を持つ素材であれば、いつまでも美観を保てるでしょう。
防火地域であれば、熱線遮断FRP板が使用されたテラス屋根もあります。
そして、屋根材のカラーはブルーやブラウンといった、薄めのカラータイプも多く取り揃えています。
なので、光の入り方や外観イメージに合った商品を選ぶことが可能です。
屋根を支える柱には、ブラックやグレー、ホワイト、ブラウン系の木調色などがあります。
柱は建物のサッシやベランダなどの色に合わせると良く馴染むのでおすすめです。
■地域性に適したテラス屋根を選ぶ
テラス屋根を選ぶ際に考慮したいのが、耐雪性や耐風性に関してです。
雪に対しては一般地域用や積雪地域用、多積雪地域用と幅広い商品があります。
実際にプランニングする際は、設計担当者から商品を提案されますが、地域性に適したものかを確認しましょう。
また、雪が落としやすいように屋根の角度が調節可能なオプション商品などもおすすめです。
なお、近年は異常気象とも捉えられる気候が続き、強風や突風対策も考えておくとようでしょう。
商品によっては屋根のピッチ間隔を短くしたり、パネルを厚くしたりして屋根パネル抜けを抑え、強風や突風にも強いタイプも多いので、耐雪性と合わせて確認することが大切です。
■バルコニーにも設置できる
テラス屋根は1階部分だけではなく、2階などのバルコニーに設置できるタイプもあります。
上階は下よりも風が強いため、商品を選ぶときはサイズや強度の配慮が欠かせません。
また、風向きや積雪など環境に適した強度が求められるので、担当者にしっかり確認してください。