狭い土地だと2階建てでは部屋数や広さが不十分の場合があります。
なので、狭い敷地を活かして3階建てにするケースが、都市部を中心に増えているのです。
しかし、3階建てのプランは考えるのがなかなか難しいとも言えます。
では、快適な暮らしを実現するには、どのような工夫が必要なのでしょうか。

■セカンド洗面やシャワールームの設置

プランニングによっては不要かもしれませんが、本来の浴室や洗面室とは別途にセカンド洗面やシャワールームの設置がおすすめです。
セカンド洗面は洗面室とは別に設けることで、わざわざ浴室へ移動しなくても手を洗ったり、ベランダや室内の植物に水を上げたりできます。
さらに、掃除で水を使う時も上下の移動が少なくなるというメリットもあるのです。
3階建てで多くみられるプランとして、メインとなる洗面台とは違う階に設置するケースがほとんどになります。
子ども部屋や寝室のあるフロア、もしくは洗濯物干し場があるフロアだと使い勝手も良くなるでしょう。
また、出勤前にシャワーを浴びる家族がおり、浴室が1階にある場合は、寝室近くにシャワールームを設置すると、時間を短縮して朝シャワーを浴びることができます。
さらに、帰宅が遅くなってお風呂に入ることが面倒な時も、寝室近くのシャワーで汗を流し、すぐに寝ることも可能です。
メーカーではユニット化しているシャワールーム商品もたくさんあるので、用途に合わせて選べます。


■外部とのやりとりはテレビモニター付きドアホンで

新築では防犯対策も兼ねてテレビモニター付きのドアホンを設置することが多いです。
3階建てでは玄関への移動が大変なケースもあるため、来客者とのやりとりはテレビモニター付きドアホンが必須とも言えます。
最近では各メーカーから高性能で多機能なテレビモニター付きドアホンが登場しているので、希望に合わせた商品を探せるでしょう。
基本的にリビングやキッチンに親機が設置されますが、最新のでは寝室や子ども部屋などにモニターを増設することができます。
さらに、ワイヤレス子機もあり、持ち運びすることも可能です。
さらに、呼び出しや通話機能以外にも、ガス漏れや火災、非常通知などセキュリティ機能を持つタイプ、電気錠システムと連動して玄関や門扉の解錠と施錠ができる使い勝手の良い商品も多いです。
特にセキュリティに特化したドアホンはおすすめになります。