■内外装材を増やすことを避ける

内外装材にも様々な種類があるため、選ぶのに苦労する方も多いはずです。
しかし、むやみに素材や商品の種類、仕上げ方法は増やさない方が、コストダウンに繋がります。
種類や仕上げ方法が少ないと無駄がなく、対応する職人の数も減るメリットがあるのです。
具体的にどう減らすかというと、壁と天井を同じ素材にすれば材料の無駄がなく、さらに施工も同じ職人で済みます。
そこにクロスや漆喰といった異なる仕上げを増やすと、それぞれ別の職人を用意する必要があり、人件費に響くでしょう。
また、漆喰やモルタルなど水を使う温式工法は、水を使わない乾燥工法よりも施工の手間がかかり、工期も必然的に長くなってしまいます。
コストを抑えたい場合は、外壁はサイディンで内装材はクロス仕上げなどの乾燥工法を選ぶと良いでしょう。

■シンプルな標準仕様を選択

設備を選ぶ際はカタログを見たり、ショールームに行ったりして参考にします。
そこでは最新商品が提案されており、デザイン性だけではなく機能性も優れているので取り入れたいと思う方も多いです。
しかし、コストダウンをして新築を建てる場合は、最新の設備よりも基本的な機能が備わった標準仕様の設備を選択することも手段と言えます。
特に広く使われている設備ならコスパもよく、施行になれた職人も多く、トラブルを避けるメリットもあるのです。
また、必要のないオプションを取り入れたり、実績の少ない設備メーカーの商品を選んだりすると、費用がアップする場合があるので注意しましょう。

■生活後のライトニングコストもチェック

建築段階で費用を削減できても、その家で生活をはじめてライトニングコストがかかってしまっては、新築で費用を削減した意味は少ないと考えます。
外壁や設備などにも耐用年数があり、長く使うためにもこまめなメンテナンスが必要です。
しかし、そのメンテナンスが多ければ余計なライトニングコストがかかってしまいます。
また、設置する設備によっても光熱費などが左右されることもあるので、住み始めた後のこともしっかり考慮して、設備や建材を選びましょう。

三重県 新築 相場