新築で庭にテラスやウッドデッキを設けることが増え、近年は室内の間取と同様に屋外空間のプランも動線や周辺環境に合わせて考えたいものです。
エクステリアメーカーでは、敷地の条件や利便性に合致した建材が豊富にあります。
プランに合わせて適した建材を使い、居心地の良い快適な屋外空間を実現してみましょう。


■裏方のサービスヤードは区切ろう

屋外空間の一角にサービスヤードを設けてみるのはどうでしょうか。
サービスヤードはキッチンや勝手口付近に設けられる屋外スペースのことを指します。
主にゴミの一時置き場や屋外専用品の収納、洗濯場や物干しなどで使われるスペースです。
プランニングする際は、家事動線に合わせることと、裏方としてのスペースなので、玄関アプローチやくつろぐためのスペースから見えないようにすることがポイントになります。
また、プライバシーを考慮して、周辺からの視線を遮る工夫も必要です。
例えば、物干し場と使うのであれば日差しを確保しつつ、風通しを悪くしないようにルーバーやスリットタイプの間仕切りが良いでしょう。

■スクリーン面材で光を入れつつ目隠し

プライバシーのために目隠しをすることは大切ですが、あまり閉鎖的にしたくないと思う方もいるでしょう。
その場合は、スクリーン面材の使用がおすすめです。
例えば、マット調のクリア樹脂のスクリーン面材なら、周囲からの視線を遮りながら、柔らかい自然光を取り入れることができます。
なかなか採光がとりにくく、プライバシーの配慮が必要な都市や狭小地には最適と言えるでしょう。

■バルコニーの手すりの位置について

屋外空間といえば、バルコニーも当てはまるのではないでしょう。
バルコニーに設置する手すりは、素材や形状によって空間の居心地さが変わってきます。
バルコニーの用途によっては、通風や採光の関係、プライバシーの確保も欠かせません。
メーカーではスリットやパネル素材といった建材も多いので、周辺環境に合わせて選ぶのがおすすめです。