新築を計画中の家庭の中には、既にペットを飼っている家もあれば、これから飼うことを検討している、今のところ飼う予定はないけど飼ってみたいと思う方は多いはずです。
ペットも大切な家族であるため、新築でも飼い主やその家族と同じく、ペットにとっても快適な住まいにする必要があります。
では、ペットも快適に暮らせるために必要な設備や工夫は何なのでしょうか。

■ペット用具の収納スペースを考慮

ペットが快適に暮らすためには専用スペースの確保が欠かせませんが、他にもペット用具専用の収納スペースも設けましょう。
例えば、ペットフードや散歩用品などは、動線も考えながら適した場所への収納が必要です。
例えば、散歩用品なら玄関や勝手口の付近に、サービスヤードのようなスペースがあると使い勝手も良くなるでしょう。
そして、ペットフードの収納は食品や食器が置いてある、キッチン付近への収納が望ましいです。
このように、使う時は出しやすく、そして片付けやすい動線を考えて収納スペースを確保しましょう。

■防音と換気の対策も万全に

室内でペットを飼う場合、種類にもよりますが大きな鳴き声を発するペットもいます。
そのような行為は近隣へ迷惑がかかってしまうので、外に音が漏れないよう防音対策も重要です。
壁などには遮音性の高い下地パネルや防音シートなどを取り入れるのが望ましいですが、構造や内装材などのプランに関わるので、設置する場合は建設会社の担当や建築士へ早めに相談しましょう。
また、防音材だけではなく、窓やシャッターの位置、サッシを選び時も配慮が必要です。
さらに、室内で反響が強い場合は、反響を軽減させる性能を持つ天井材の使用も良いでしょう。
他にも考慮したところが、空気環境です。
特にペットのトイレスペースは臭いがこもらないように、換気設備の設置が望ましいと考えます。
換気設備のプランは、住まい全体の間取りに適したプランを考える必要はあるので、専門知識を持つ担当者と相談してプランニングしましょう。