空き巣などの被害は年々増えており、徹底した防犯対策が求められています。
三重県で一戸建ての新築で家を考える際、どのような防犯対策を施せばよいのでしょうか。

■ベランダやバルコニーは見通し良く

新築にベランダやバルコニーを設置する場合、手すりは見通しの良いデザインがおすすめです。
死角をなくすことで、不審者も侵入しにくい住まいにすることができます。
また、ベランダはしゃがむと外部から人がいることに気付かない場合もあり、隠れ場として最適と言っても過言ではありません。
そのため、最近は外部からも気配を気付きやすいスリットやメッシュタイプのデザインも人気です。
また、2階ベランダの場合は、足がかりになってしまうような柱や設備は設置しないようにしましょう。
照明機器を設置する場合は、センサータイプがおすすめです。

■ゲートやシャッターへ設置する

門扉やフェンスだけでは防犯対策になりません。
車の出し入れの快適さを優先して開放的なカースペースにする住まいもありますが、それにより不審者を侵入させてしまう可能性があります。
そのため、カースペースのゲートやシャッターを設けることも検討しましょう。
ゲートには跳ね上げや伸縮可能なものがあります。
一方、シャッターには目隠しに有効なスラットタイプや、開放感があるパイプタイプなどがあります。
特にパイプタイプは侵入者が隠れ場にする死角をつくらないので、防犯に最適です。
また、ガレッジシャッターにはこじ開けやピッキングも5分以上耐えるといった防犯性能がついものも多く、そのような商品にはCPマークが表示されているので参考にしてみましょう。

■防犯ガラスを採用する

通常の窓ガラスの場合、侵入者はわずか10秒ほどで窓を開けてしまうと言います。
戸建て住宅でも70%近く占めるガラス破りは、窓サッシのガラスを割り、鍵を開けて侵入する空き巣手口です。
わずか10秒だと大きな音もしないので、簡単に侵入を許してしまいます。
そこで防犯対策として有効なのが、侵入に掛かる時間を延ばすことです。
空き巣は逃げる時も素早く行動したいので、侵入に時間が掛かる住宅は苦手に感じます。
なので、2枚ガラスに特殊フィルムを挟むことで、ガラスへの衝撃が少ない防犯ガラスは最適です。