新築を求める年代は、現役で活躍する30~40代に多い傾向があります。
そしてこの世代には子持ちが多く、家づくりでは子どもを育てる環境を意識するはずです。
さらに両親が共働きが多い世代であるため、家族団らんに良い住まいにする提案が多いことも特徴と言えます。
では、家族団らんに有効な間取りはどのように工夫すれば良いのでしょうか。
■中入りリビング・ダイニング
中入りリビング・ダイニングとは、玄関を入ると玄関ホールがあり、そこからダイレクトでリビング・ダイニングへ入ることできる間取りです。
この間取りにすることで家族が外出・帰宅時でも顔を見合わせることはできます。
共有スペースを中心にした間取りなので、家族団らんにおすすめのスタイルです。
■ダイニングにコーナーを設ける
リビングとは別にダイニングをつくる間取りの場合、ダイニングにもコーナーを設置するとキーステーションになります。
そのコーナーには家族共有のパソコンを置いたり、家族関係の書類や学校に関する書類を置いたりすることで、情報を共有する場所になるでしょう。
また、子どもや旦那さんなどが料理や家事を手伝う場所としても活用することが可能です。
■子ども部屋を個室化させない
受験生には自分の部屋に机が必要ですが、部屋はできるだけコンパクトにすることも部屋を個室化させない工夫です。
兄弟がいる場合は仕切りは緩やかにし、また共有する机を廊下に設置することで個室のプライベートを確保しつつも、子どもが孤立するリスクを軽減することができます。
■玄関への視線を意識する
玄関は家族だけではなく友人や知人も入ってくるスペースです。
特に子どもや知り合い同士で交流パーティーを家で楽しむ方も多いと思いますが、玄関への視線はどうなっているのかを考慮することも大切です。
玄関からダイニングが見えないように配慮したが、実際に住んでみると想像以上に玄関から見えてしまっているという場合もあります。
そのようなことを配慮しつつ、玄関に人がいることを察知できる視線を考えましょう。
■ウッドデッキをつくってみる
ウッドデッキをつくり、アウトドアのような生活もおすすめです。
ウッドデッキのスタイルではあらかじめスペースや、給水と排水の位置も考えましょう。
そして周辺に迷惑やプライバシーにも配慮したレイアウトを計画したください。