近年、新築を立てると健康住宅を意識する人が増えています。
その健康住宅とは何なのでしょうか。

■健康住宅は住む人と家が健康につくられている

健康住宅の定義は様々なものがある、自然素材の住宅や高気密・高断熱の住宅などが挙がります。
もっと視点を広げてみるとするなら、「快適な睡眠を実現するために、朝の光の入り方の工夫」など、安心安全で環境にも負荷が少ない家づくりを健康住宅というのです。
つまり、住む人だけではなく、家の構造も含めて、健康に考慮された住まいになります。

■ゼロエネルギー住宅も健康住宅

健康住宅の定義は一般的に空気の質、温熱環境、光環境、音や振動環境、結露、防カビ、防虫などが考えられるでしょう。
そして、最近は温熱環境でゼロエネルギー住宅も注目を浴びています。
ゼロエネルギー住宅に関しては、2020年までに新築住宅での新省エネルギー基準へ適合することを、国が義務化方向に進んでいるからです。
ゼロエネルギー住宅というものは、年間消費エネルギーよりも、住宅からつくられるエネルギーの方が多い住宅のことで、現在では太陽光発電が主流となります。

■健康住宅で考慮する点とは

健康住宅で新築する場合、単純に性能や数値だけで満足するだけでいいんのでしょうか。
健康住宅では性能や数値だけではなく、地域ごとの気候条件に合わせた工夫も必要です。
例えな寒冷地帯では寒さ対策として、床下の断熱や、基礎立ち上がり部分の外断熱などが必要となるでしょう。
夏場になって心地よい風が入ってくるのであれば、間仕切り壁にするのではなく、ふすまにすることで季節の原価に対応することが可能です。
また、デザインでも自然の持つ不愛や素材の質感を最大限に活かして使っているかも大切と言えます。
ただ床は無垢材、壁はケイソウ土を使ったからといって健康住宅には当てはまりません。
機能性や快適性も重視しつつ、トータルで空間コーディネートすることも健康建築では重要な部分と言えるでしょう。