理想的な住まいのイメージを整理する秘訣

新築で多い質問

建築会社の担当者に「どんな住まいにしたいのか」と質問されるケースは多いです。
しかし、この質問に対して明確な回答をできる人は少数です。
家づくりに関してはほとんどが初めての方なのですから、質問にはっきり答えられる人は少ないでしょう。
そのため、好みのイメージの写真や、自分なりの言葉で伝えようとします。
しかし、完成するとイメージとことなく住まいになっていることは少なくありません。
では、新築でイメージを伝えたい時、その要望をスムーズに伝える方法や、イメージを整理するコツについてご紹介します。

情報収集をする

まず、現在住んでいる家で感じる不満や問題点を考えてみましょう。
最初に不満や問題点を整理しておくと、要望を明確にすることができます。
その後に、自分好みの建物の外観やインテリア写真などを集め、どんなデザインの住まいにして暮らしたいのか、それを実現できるのか、方向性やこだわりを把握してください。

集めた情報を整理する方法

情報収集が済んだら、次は情報をテーマ別に分類してみましょう。

・外観
・インテリア
・素材や形

この様にテーマ分けし、それぞれのお気に入りのところや理由を書きだしてみましょう。
書きだすことで、前とは違う好みの発見があるかもしれません。
また、家族内で意見が分かれることもありますが、家づくりではそのようなプロセスも重要です。

伝わることを意識する

建築家に要望してもイメージどおりにならないのは、伝わるという段階に至っていない可能性があります。
人に伝えることは簡単ですが、相手に伝わるには具体的な内容も必要です。
情報収集から実現したいことを把握し、それを自分なりの言葉で具体的に伝えると、良い生活のアイデアを提案してもらえるかもしれません。
例えば中庭をつくりたいと言えば、建築家は中庭を取り入れたプランを考えます。
しかし、「明るく開放感があり、外と内を行き来しできる多目的スペースが欲しい」と具体的に伝えると、単純に中庭のプランだけではなく、生活の希望に沿ったプランを練ってもらえるでしょう。