スムーズな引き渡しを行うには

無事に家が完成したら、いよいよ引き渡しが行われます。
引き渡し時は、鍵や重要書類の受け渡し、建物の最終確認など様々なチェックポイントがあります。
これらの過程でどのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。

引き渡し当日は、色々な手続きがあります。
これで最後だと気合いが入りすぎてしまいそうですが、肩の力を抜いて大丈夫です。
住み始めてからでも施工会社とのお付き合いはこの先も長く続いていきます。

引き渡し時、確認事項が多いため、重要なポイントをおさえてチェックしていくとスムーズです。
当日に全ての不具合が見つかるとは限りませんので、前々日あたりから現場に行ってみて気になるところを確認しておくのも良いでしょう。

■引き渡し時のチェック項目
家の引き渡し当日は、書類や設備機器の保証書など様々な重要書類を受け取ります。
後から、書類がないといったトラブルにならないためにも、書類を受け取る時は以下の10項目を確認しましょう。

1.全ての鍵が揃っているか
2.書類の記載に間違いがないか
3.各設備機器の保証書が一式揃っているか
4.各設備機器の取扱説明書が一式揃っているか
5.アフターメンテナンスの連絡先が記載されているか
6.防水工事などの各工事の保証期間が記載されているか
7.追加・変更工事をする際の金額が明確になっているか
8.不備があった場合の工事について終了時期が明確になっているか
9.建築確認申請の副本が返却されているか(間に合えば完了検査済書も受け取る)
10.各機器類の試運転や取扱説明は済んだか
これらの項目を重点的にチェックしていきましょう。

また、建物をチェックする時は特に目のつきやすいところから順に確認してみましょう。
ゴミや残材が残っていたり汚れていないか、床の不陸やきしみ、床なりといった不具合がないか、開閉、施錠具合はないか、色や仕上がり具合にムラがないか、メーターの位置確認などチェックしてみましょう。

引き渡しがスムーズに満足に行えたなら、施主・設計者・施工会社とこの三者と信頼関係を結ぶことが出来ます。
確かな信頼関係を結べたなら、万が一住んでから不具合があっても連絡もしやすく、すぐに対応してもらえるでしょう。