見学会に行く際のチェックポイント

家を建てようと思った時、どこに悩むかはともかく、とりあえず住宅展示場に足を運んでみようと思う人は多いはずです。

住宅展示上ではトレンドな情報や設備機械なども準備されているので、それらに実際に触れて、家のイメージを膨らませることが出来ます。

近年では、実生活とかけ離れたモデルハウスを見せるだけでなく、工事途中の現場を見学出来たり、完成現場の案内なども行っています。
こういった見学会は、ただ単に見るだっけでは分からない発見や新しい情報の入手出来る場でもあります。
そこで、見学会に行った際に為になるチェックポイントをいくつか紹介します。

■1年を通した家の本質を聞く
見学会は最新の建築情報だけでなく、予算や仕上げのことも丁寧に教えて貰えます。
また、自分で実際に見たり、聞いたりすることが出来るので、本やインターネットの情報とは比にならない価値があります。
ただ、住まいは1年間を通して徐々に分かってくることが大半で、そのために1年間同じ展示場に通う事は出来ません。
ですから、展示場に言った際にはあまり最新の情報や、家の使い勝手の話しばかりをするのではなく、家の果たす本質なことを掘り下げて聞くようにしましょう。
家の本質とは、主に光や風、熱、湿気などの事を指します。

■目に見えないものへの工夫
日本の気候は春夏秋冬の4季ですが、これに6・7月の梅雨を入れると5季と言えるかもしれません。
それぞれの季節がはっきりとしていて、夏は高温多湿、冬は寒さと乾燥がやってきます。
そのために、夏は風通しを良くして熱を逃がす工夫、冬は室内を暖める工夫が必要です。
これらのコントロール機関を担っているのが開口部になります。
この開口部をどう設計するかによって住まいの過ごしやすさが大きく異なるのです。
光や風、熱、湿気は眼には見えないものですから、この工夫がとても重要になります。
したがって、見学会ではこういった目に見えないものへ工夫を質問してみるもの良いでしょう。
質問のなかで、自分はこだわりと何に持っていっているのかが見えてくることもあります。
自分の心に鏡を当ててみた時、家づくりの方向性が分かるのです。