自分の想いを形にした家を作る事が重要
■自分の想いをきちんと伝えられますか?
最近の家はハウスメーカーの展示場に建ててある家をそのまま建てた家や少し小さくして建てた家が多いと感じます。
その他にも自分の意見が取り入れられない建売住宅や工夫のない家など、展示場の家は工夫してある点も多いですが、自分の「想い」がきちんと形になっていますか?
ハウスメーカーで間取りを考えている際にも営業マンに「どのようなイメージの建物を考えていますか?」と聞かれると、多くの人が収納がたくさんあって、ベランダがあって、キッチンが使いやすくて…など大体のイメージで答えているでしょう。
その意見を参考に建築士が間取りを考えてくれます。
そのようなイメージをする施主が多い為に間取りも同じようになっていき、多くの家が同じような感じになってしまうのです。
家のイメージはパッと浮かんでくる事でもないので難しいでしょうが、出来るだけ詳しく説明する事で自分の想いが伝わります。
■最も重要な事は?
家造りは一生に一度の事。最初のイメージだけで間取りやインテリアを決めていく訳ではありません。
作っていくうちに様々な細かいところも見えていき、話し合いも多くなっていくでしょう。
ですが、最も重要な事は何を残していきたいか、子供に何を伝えたいかが大切なのです。
5年や10年で終わるわけではありません。
20年30年と暮らしていく上で、どのようなメッセージを子供たちに伝えていきたいかをきちんと形にして残しておく事が大切です。
■想いを形にする家造りはふとした瞬間に生まれる事がある
例えば、自分が子供の頃に使っていたおもちゃを壁に飾る収納棚を作ってもらったり、取り壊した実家で使っていた柱や襖を使ったり、自分がデザインした照明などを設置してもらう事も可能です。
家造りにおいては、間取りや収納だけでなく自分の想いを形にするチャンスでもあります。
ハウスメーカーの営業マンとは家造りだけではなく、ちょっとした雑談をしながら相談する事で、思い描いていた家、理想の家のイメージが具体化する事もありますので、自分だけの頭で考えすぎないようにしましょう。