知っておきたい家づくりの注意点~工事編 part2~
家づくりでは、様々なことが要因でトラブルに発展してしまうケースは少なくありません。
その原因というのが、会社や現場監督、職人とのコミュニケーション不足が関わっていると考えられます。
家づくりの段取りから工事、そして引き渡し後も安全で快適に行われるためには、依頼主と家づくりの携わる人々との信頼関係を築くことが、トラブルを最小限に抑えるコツです
■外構工事で思いのほか費用がかかった
外構工事費が上がる理由としては、仕上げ材の値段幅が関係しています。
外構工事とは、門や塀、カーポート、庭などの工事です。
雨にあたりやすい部位なので、耐水性や防錆性、耐火性に優れた材料を選ぶ必要になります。
タイルより石、アルミよりステンレス、塩ビよりポリカーボネートと、強い材料へグレードを上げれば上げるほど、費用もそれに沿って高くなってしまうのです。
ですから、使い分けや予算を考慮して選びましょう。
また着工時に、外構予算としてある程度の残金を残しておくのが賢明です。
工事費用の10%を目安にすると良いでしょう。
■古家の解体で見積もり以上の費用に
古家を解体して新築する場合、見積もり内容をしっかりと確認しましょう。
以前の解体費は3万円/坪でしたが、近年は5万円/坪と金額がアップしています。
値上げされた原因は環境意識が高まっていることや、廃棄物の処分場の問題が挙がります。
また、工事中に予想していなかったトラブルが発生し、それで請求額が上がってしまう場合もあるの注意が必要です。
例えば、「見積もりの段階ではガードマンは不要と考えていたが、近隣から注意を受けてガードマンが必要になった」、「基礎解体でコンクリート土間が厚く、解体に手間がかかった」などのトラブルがあります。
ですが、施行会社や職人は経験も豊富ですので、このようなトラブルは予測済みです。
解体前に見積もりがだされ、それ以上に高額になってしばう時は必ず説明があります。
もしない場合は、新築工事に入ってからトラブルが分かる場合があるので、取り決めをしっかりして、注意深く打ち合わせを繰り返すことが重要だと言えるでしょう。