知っておきたい家づくりの注意点~図面・打ち合わせ編~

家づくりでは様々な悩みが付きものです。
それは建てる前に気付かなくても、住んでから気付くこともたくさんあります。
施主やその家族が満足いく家づくりを実現するために、注意してほしい点をご紹介します。

■設計図面が分からない

図面は家が完成した後も大切です。
設計図面には配置、平面、立体、展開、構造、設備など、一般的の木造2階建ての家なら、最低限でA2サイズで30~40枚ほどの図面があります。
種類がとても多く、詳しい詳細が書かれている図面ほど良いものと言えるでしょう。
図面にはそれぞれ意味があります。
1枚ごとに説明を受けていれば、立体的なイメージを思い浮かべることが可能です。
時にはスケッチや模型を使って説明される場合もあります。

工事が始まり、ただ現場の様子をみるだけではなく、図面と照らし合わせながら見ることで、より深く理解して家を建てることができるのです。

そして、完成後に不具合が発生した時も、図面を理解していればメンテナンスの際も的確に依頼ができるので、とても大切なものであります。

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■業者が「任せてください」の一点張り

契約を交わすことなく設計や工事の作業に入ることはできません。
特にトラブルが起きやすい時期は、契約が交わされ、工事の途中に起きやすいです。
追加工事や別途工事に関して、職人さんが「奥様たちのイメージどおりに工事をします。ですから安心して任せてください」と言われる場合もあります。

しかし、任せてみるとイメージとは違ったものとなり、さらに金額も高騰したなどのトラブルも少なくありません。
経験も多いプロなので任せるということは、信頼しているためにお願いしたいという気持ちもあるでしょう。
その一方、任せたことで失敗のリスクへの不安も少なくないはずです。
依頼する業者とは細かく打ち合わせを繰り返し、つくりたい家のイメージを共有することがトラブルを防ぐコツです。
そして、些細なことでも不安があれば必ず確認をとるようにしましょう。
トラブルというのは小さな不安を溜めこみ、そして起きてしまうものです。
安心して業者に工事を任せられるように、打ち合わせはとことん納得いくまで話し合うことが重要です。