知っておきたい家づくりの注意点~信頼関係編~

■トラブルの原因は意思疎通にあり

家づくりでは、なぜトラブルが起きてしまうのでしょうか。
それは意思疎通ができなかったことが大きな要因です。
現場監督や職人さんなど、できるかぎり会話をとることがトラブルを防ぐポイントになります。
依頼主が良い雰囲気で接してくいれれば、自然と現場監督も依頼主にお要望に応じようと努力をし、疑問点や相談ごとも快く引き受けてくれるはずです。
そんなやりとり、信頼関係を築いた環境での家づくりが理想的と言えます。

■現場へ工事変更の連絡が伝わっていない

工事変更の件が現場へ伝わっていない場合は、ただちに工事をとめ、現場監督へすぐに確認をとりましょう。
資材の発注や職人の手配、工程管理から全体の段取りなど、これらの仕事は全て現場監督が行っています。
ですから、現場でスムーズに工事が行われるのは、現場監督の力量に関わっているのです。
もし依頼主が工事変更をお願いする場合、現場で工事を進める職人さんへ言うより、現場監督へ連絡して直接変更する内容を告げた方が確実に現場へ伝わります。
しかし、問題なのが変更内容でのやりとりがどの様な風で行われているかです。
あとから「あの時はこう言った、ああ言った」と揉めても、言葉だけでは根拠がなく、受け入れてもらえない場合があります。
ですが、しっかり文章としてやりとりが残っていれば、どんな内容なのか明白にすることが可能です。

■手直ししてほしい部分を直してもらえない

家の引き渡し前はちゃんとした工事が行われます。
そして住み始めて半年や一年を経て不具合が発生した場合、すぐに治してほしいとおもうものです。
近年の施行会社は依頼主との信頼関係をしっかり築こうと前向きで、対応もひと昔前と比べて良くなっています。
しかし、それでも対応の悪い会社は少なくありません。
ですから、不具合が発生してもすぐに直してもらうためにも、しっかり対応してくれるのか、社長や社員の態度を見極めて、自分あった施行会社を選ぶようにしましょう。

家づくりで思い通りに行かなかった、現場を見ていて工事に不安を感じるなど、些細なことからトラブルに発展するケースは少なくありません。
安全な家をつくってもらえるためにも、会社や職人、現場監督との信頼関係は大切にしましょう。