知っておきたい家づくりの注意点~レイアウトと色編~
設計図面から現寸サイズのイメージするのは難しいです。なので、建てていく工程のなかで理解を深めていき、そして不具合の部分を見つけて改めて検討する機会がたくさんあります。特に窓の設置位置や高さは実際に建ててみないと分からないことが多いです。ですから、現場監督との早めの打ち合わせが大切と言えるでしょう。
■コンセントの位置や数がバラバラ
この悩みを解決するには、搬入する家具も図面に落とし込んで位置を決めることが重要です。
コンセントは対角線上への設置と、6畳の部屋に3ヶ所設置するのが目安となります。
ですが、最近ではパソコンやオーディオといった、電化製品を多様化する時代なため、よりコンセントが必要と言えるでしょう。
建てた後でコンセントの位置、そして数に不満がないように、図面の中に家具や電化製品の設置位置をメモしておくと考えやすいです。
新規で搬入する家具から、今まで使っていた持参する家具の寸法を計り、それを図面に書き落としていくと、コンセントの位置も理想的なレイアウトにすることができます。
また、模様替えなどで家具の位置を変えたいと思った時を考慮し、それに対応できるレイアウトを考えることも大切なポイントです。
■見本の色と実物の色が違う
外壁の塗料など、見本の色は小さいものが多く、大きなものを見ると面積効果によって発色が違うように見えます。
それがイメージよりも良くなるケースもあれば、イメージとは違ったと悪くなってしまうケースも多いです。
また、サンプルの色は室内で見たときと、外での見え方も印象に違いがあります。
小さい面積を塗る時は大丈夫ですが、イメージと合うか不安になった時は、塗装職人さんからアドバイスを受けながら、適切な色を選ぶのがおすすめです。
また、理想の色を近隣住宅から探し、イメージしてみるのも良いでしょう。
家づくりでは、完成して住んでから気付く欠点も多いです。
しかし、作る前の段階、つまりハウスメーカーとの相談、そして現場監督との相談を繰り返すことで、早めに不具合を見つけることができます。
打ち合わせは早め早めに行い、納得したうえでの工事が良いと言えます。