知っておきたい家づくりの注意点~お金編~

■お金と工事に関するトラブルは多い

家づくりのトラブルは様々なものがありますが、大きい原因としてお金と工事の問題が上がります。
お金に関しては、追加工事や変更工事など思わぬところで予算オーバーとなり、そこでトラブルまでに発展することも多いです。
また、依頼主が現場へ様子を見に行った時、現場に活気がなく、現場監督が不在の日も頻繁にあるとなると不安が募り、業者や職人に対して信頼をなくしてしまう要因にもなってしまいます。
現場監督というのは1人で複数の現場を掛け持ちしているのが一般的なため、毎日同じ現場へ通うことは難しいです。
しかし、工期に遅延が発生するなど問題が表面化してしまうと、現場監督への不満がでてしまう原因は、連絡の密度が関係していると言えます。

■追加工事が多い気がする

この問題に対しては、契約時に工事内容と見積もりの金額をしっかり確認することが大切です。
工務店や設計者へ依頼をした時、ハウスメーカーへ依頼した時とは追加工事の意味が変わってきます。
工務店や設計事務所へ依頼をした場合、何度か打ち合わせを繰り返しながら見積もり額を算出するので、依頼主が工事中に追加や変更した分の金額が発生する仕組みです。
一方、ハウスメーカーへ依頼した場合、「標準仕様」と「オプション」の2種類があります。
標準仕様の部分で担当としっかり話し合い、曖昧な部分をつくらないことが重要です。
そして、追加や変更を行うたびに、見積もりを出してもらい、納得のうえで発注依頼をしましょう。

■細かな見積もり金額がないんだけど

見積もりには工事の総額だけではなく、工事の種別ごとに数量や単位などが載っています。
一式見積もりでは、工事金額と工事種別ごとに見積もりがあり、これには数量や単位は記載されていません。
概算見積もりなら細かい数字は不要ですが、正式な見積もりの場合は細かい部分までチェックしなと、後でトラブルに繋がってしまいます。
といあえず、という段階で進まないように気を付け、担当の方と細かく見積もり内容を確認して、同意の上で工事を初めてもらいましょう。