日頃のメンテナンスで家の寿命を延ばしましょう
家づくりに関しては、日本ならではの思考で何十年という長い間大切に住み続けたいという意識が出てきています。
構造上の問題をなるべく減らして暮らしていきながら、老化を防ぐお手入れをしていきましょう。
ここでは長く住める家づくりのポイントを、具体的にご紹介します。
■構造を把握しておくことで災害やリフォームに役立つ
近年では地震が頻繁に発生しています。
この地震の発生によって偽造問題や、構造計算を間違えるという根本的な問題が発覚したのは記憶に新しいでしょう。
地震が発生したときや、リフォームの際に建物の仕組みを知っておくことは大変役に立ちます。
自分の家の構造を知ることは、自分や家族を守ることにもつながっているのです。
■快適を維持するためにはメンテナンスが必須
新築時はどの家もピカピカです。
これは当然のことですが、時間が経つにつれて劣化していくようでは困ります。
材質が劣化するということは、機能性や住み心地も低下しいくことを意味しています。
一年間を通してそれぞれのメンテナンス項目を、月別にピックアップしてみました。
【1月】 ・最初の月は年間計画をたてることからスタート・消化器のチェックや、万が一の備えに注目すること
【2月】 ・暖房器具のメンテナンス(結露や温度設定の影響でカビが発生していないか)・水道管の凍結を防止する。
【3月】 暖房器具のお手入れ(冬の期間劣化した場所がないか)
【4月】 ・白アリが出てきていないかをチェック・庭の掃除や手入れ
【5月】 排水溝や溜め枡の掃除(ひらたきくい虫には要注意)
【6月】 ・湿気が多い時期に入るためカビ防止対策・屋根の点検(雨漏りや劣化の確認)
【7月】 外壁塗装が必要ならばこの時期に合わせて行う
【8月】 台風などの自然災害に備えて家の廻りや窓廻りを確認する
【9月】 ・冷房機器(室外機)のお手入れ・庭の草刈り
【10月】 台風の影響を受けた場所がないか(特に窓廻りのコーキングは傷みやすい)
【11月】 修繕するところがあれば当月中に完了させる
【12月】 ・凍結や雪の災害に備える・大掃除をして各部の状態チェック
このようにその時期に合わせてメンテナンスを行っておけば、材質や特徴を知っておくことができます。
床や壁、天井など場所によって材質も異なってくるのです。
掃除の際に使用する洗浄剤は、用途に合ったものを選びましょう。