性能の良い家とは
■暮らしやすさのポイントは家の「性能」にある
「性能」にこだわって欲しい理由は、性能は暮らしやすさに直結しているからです。
誰もが、家は快適で居心地の良いものが理想ですよね。
暮らしにくく、リラックスできない家は家族の気分や健康面にショックを与えてしまいます。
快適で居心地の良さを求めるならば、一定の基準以上の性能が必要となります。
この「性能」に関しては、建築後の手直し程度では改善することが出来ません。
ですから、新築までに家の性能の知識を蓄積しておき、一定以上の基本性能が備わった家を建てるようにしましょう。
■家の基本性能の高さは快適さ・居心地の良さに繋がる
では、家の「性能」とは一体どのようなものを指すのでしょうか?
家に必要な数々の基本性能の中でも、快適さ・暮らしやすさに関わってくるのが耐久性・耐震性・気密・断熱性だと言えます。
耐久性に問題がある家は長く暮らすことが出来ませんし、耐震性がない家は災害に怯えながら暮らさねばなりません。
また、快適面では家の中の温度差が少なく、どの部屋も快適に過ごせる温度であることが好ましいのは当然です。
そして、もうひとつ忘れていけないのが「可変性」です。
可変性を兼ね備えた住宅ならば、家族のライフスタイルや家族構成の変化にも柔軟に対応することが可能です。
しかし、前述の基本性能をクリアしていない家では、可変性を備えていても長く暮らしていくことは難しいでしょう。
耐久・耐震性に自信のある家は、建設後に間仕切りをなくしたオープンスペースな間取りにリフォームすることも可能ですし、場合に応じて適宜空間を区切ることも出来ます。
また、気密・断熱性に優れた家はオープンスペースを摂り入れても、快適性が損なわれることなく、毎日の生活を送れるのです。
家の「見た目」がよくなければ、家に対する愛着や誇りは生まれませんし、「性能」が良くなければ快適性や居心地の良さが失われてしまいます。
ですから、見た目は大事であり、そして性能はもっと重要なのです。
家を立てる際には、住宅の「性能」をしっかりと計画し、家族が長く暮らせる家を建てましょう。