家族の懐かしい記憶をつくる家づくり

■時間をためることは不可能

色々な人々が一生懸命に生活し、1日を充実にしたいと考え、様々なことを考えながら目標に向かっています。
時間はとまることも、ましてやためておくことも不可能です。
日々の人生を歩んでいくと同時に思い出や経験は積み重なっていき、それが記憶と変化し、懐かしい時間となります。
例えば家族旅行や団らんなどの思い出はたくさんあるでしょう。
そして特に印象的なのは、家で過ごす時間はとても長いので、その中での出来事を思い浮かべる方も多いと思います。
そう考えてみると、家づくりというものは「懐かしい時間をつくる大切な場所」であるとも考えられます。

■受け止める力も重要

情報社会となっている現在、誰もが気軽に情報を発信するできる環境となっています。
情報産業はある意味で「発信産業」とも言って良いでしょう。
これにしたがい、誰もが発信する力を引き出すために力を注ぎます。
ですが、受信力は発信力と比較して衰えているようにも思います。
家づくりの過程では、たくさんの発信を受け、それを受信していく作業がいくつもあるのです。
ですから、どのような心構えでどんな受信の仕方が良いのかを、じっくる確認しながら考えていくことも重要です。

■暮らし方の哲学とは

一般的に人は仕事でお金を稼ぎ、そのお金で物を購入して手に入れます。
ですので、人が日々活力を注いでいるところは「何かを手に入れようとする行為」とも言えます。
しかし、手に入れたと同時にその活力は衰退してしまうように感じます。
つまり入手したものをどう賢く使うかという、使い方の知識が不足している言えるのです。
住まいも同様のことが言えます。
家を手に入れるまでは様々な情報を調べたりと実現するために一生懸命です。
しかし、そのせいで完成後の住み方の考えに気が回らないことも多いです。
ありのままに育つには、やはり今後の住み方に重点を置いて考える必要があります。
現代は入手するだけの文化から、暮らし方の哲学を持つ文化へと変えることが大切です。
そうすることで、思いでが記憶と変換され、心の中にとどまるものができるでしょう。