ペットと暮らす家

■ペットはどの年代にも愛されている
現在、ペット(犬・猫)と暮らす生活は、一戸建てはもちろんのこと、集合住宅においても当たり前の風景となっています。
年代別で見る犬の飼育率のデータによると、前世代で愛されている事が分かります。
また、犬の飼育率は平均4世帯に1世帯が飼っていることになります。

■ペットは動物ではなく、もはや我が子
ペットが家にいることで、家族の絆やコミュニケーションを深めて、豊かになります。
今後、家族形態がますます変化していく中で、ペットの果たす役割は今以上に大きくなると予想されます。

多くの飼い主の意識下で、ペットは動物ではなく、もはや家族の一員です。
現在ペットを飼っていない家でも、いずれ何らかのきっかけでペットを飼う事になるかもしれません。
その時のことも考えて、住宅の仕上げ剤や、設備を選択しておくのも良いかもしれません。

■新築計画で考えておくポイント
全体のプランニングの際は、リフォーム時のことも考えて計画を練りましょう。
内装材等の仕上げは手軽に変えることが可能ですが、新しく設備間を設ける際は高額になります。
ペット飼う際に、ちょっとした洗い場が欲しいなどと思った時のために、駐車場付近に排水栓を設置しておくなどすればそこから水を引っ張ってくることもでき、兼用として利用することも可能です。
犬の場合は、小型犬と大型犬では体重や体格の差がありますので、そのあたりも考慮しておきましょう。

また内装時の選択でも、人間とペットでは向き・不向きがあります。
ペットが過ごす箇所だけ、一部床のコーナーの仕上げ剤を変えておくなどしてバランスのとれた内容材を選ぶようにしましょう。

また、ペットと遊べるスペースを確保する・ペット専用出入り口の設置など考えられる設備は様々です。
住まいは家族の暮らしを第一に考える事が重要ですが、ペットとの親交が深い今は、ペットが家族の一員になった時のことも考慮して計画すると良いのではないでしょうか。

床材や壁材のほかにも、換気扇、エアコン、空気清浄機などの設備機器も、人とペット両方が快適で、暮らしやすい空間に仕上げることが大切になります。