生活・家族などの目的を持った家づくりを
ある種人生のステータスともなる「マイホームづくり」ですが、皆さんはマイホームを作ろうとする時に、何を動機に作ろうと考えましたか?
何のために家づくりを行うのか、今一度家族と話し合うことが大切です。
■家づくりをしようと決めた動機、一番多いのは?
家づくりをしようと決めた動機というのは人それぞれだと思いますが、一番多い理由となっているのが、「一生家賃を払うよりも住宅ローンを払って自分の家に住んだ方がいい」という考えです。
確かに家づくりをしようと考えた時にメーカーの方から話を聞いてみると、「今の家賃と同じ値段でマイホームをつくることが出来ます」という言葉をよく耳にするかもしれません。
ですが、家づくりをする時の動機が優先項目となってしまうと、落とし穴にハマってしまう可能性があります。
■家賃と住宅ローンの損得を優先項目とした場合
家賃と住宅ローン、どちらを支払っていった方が損なのか、得なのかということを優先項目として考え、家づくりを行った場合、80%の方が、住宅ローンのストレスに悩んでいたり、家への愛着が既に薄れてしまったり、どう暮らしていくかというイメージが出来ていなかったためか家具や収納にしっくりきていないというネガティブな意見がとても多くのぼっています。
得なのか損なのかというお金のことを優先にしてしまったため、実際に暮らしてみて不都合が現れやすくなってしまっているのです。
せっかくの家づくりをしても、これでは意味がありません。
■何のために家が欲しいのかをもう一度考えてみよう
お金だけではなく、何のために家が欲しいのかを今一度考えてみましょう。
例えば子どもが増えてきてマンションだと収納や居住スペースなどが狭く感じられるようになってきた、親との同居を考えているのでマンションよりもマイホームの方が良いと考えた、子どもの想い出に残るような家をつくりたいから、など、様々な理由があげられるかと思います。
このような考えだと、より生活に合わせた家づくりができるため、家づくりをする時も生活・暮らしのことを考えた設計にすることができるはずです。
お金ももちろん大切ですが、まずは目的をお金ではなく生活や家族に目を向けてみてはいかがでしょうか。