外観全体を美しく見せるには
家の外観をセンス良く見せるためには、どんなことに気をつけていけばよいのでしょうか?
これには縦と横のラインが関係していて印象がガラリと変わってきます。
このラインに注目し、どんなことに気をつけていけば良いのか説明します。
■窓の形やカラーは数種類に絞る
窓を選ぶ時には色んな形や種類を選択せず、数種類に絞ることがポイントです。
家にとっては窓は必ず必要なものですが、外観デザインでとても重要な存在です。
あれもこれもとたくさんの種類を増やしてしまうと、見た目も美しくなくなります。
全体をまとまった外観にするためには、窓の大きさや形を数種類に限定すると自然に縦と横のラインが整ってくでしょう。
また、出窓や丸窓などにこだわりすぎるのは要注意です。
壁面一つに対して1個や2個であれば効果的なアクセントになります。
しかしたくさん使いすぎてしまうと、アクセントというより個性が強くなりすぎてせっかくの窓も活かすことができません。
外観のデザインを考えて窓の設置を心がけていけば全体がうまくまとまるでしょう。
■外観美を左右する縦と横のライン
他の家の外観を見てみるとわかるように、洋風な雰囲気でまとまっている家だったり、和風の雰囲気でまとまっている家があったりします。
全体的には洋の印象がありながら、一部分は和のテイストが入っていたりする家もあり、こうして見てみるとそれぞれの家によって印象はバラバラです。
この和と洋のテイストというデザインの特徴とは、形やカラーによって差がでることが大きいのですが、窓に関して考えてみると縦と横のラインが関係してきます。
具体的には、伝統的な日本の建築物を想像してもらうとわかるように、縦のラインイメージよりも横の水平ラインを連想しませんか?
逆に縦の垂直ラインが強く印象づくのは、欧米の建物です。
この違いは窓の形によってできるイメージからくるものと言えます。
簡単に覚えておくには、水平は「和」、垂直は「洋」という風にイメージしてはいかがでしょうか。
平屋や2階建てでも水平ラインの強い住宅は、割と和の雰囲気が出ていませんか?
引き違いの窓は横ラインになるので和の雰囲気、縦長の窓は縦ラインになるので用の雰囲気など自分の好みによって和と洋を意識すると良いでしょう。